なまず【鯰】の語源・由来

「なまず」という名前は、その特徴的な体の質感と生息地に関連しています。

まず、ナマズの体表はなめらかで鱗が存在しないため、この特徴から「なま」という部分が名前に付けられました。

「なま」は「なめらか」を意味しています。

一方、「ず」は古い仮名遣いでは「づ」と書かれ、これは泥や土を指しています。

なめらかな体の魚が泥の中に生息している様子を表現するため、「なまず」と名付けられたと考えられます。

江戸時代の学者、貝原益軒の著作「日本釈名」にも「なまはなめらか也。此魚なめらかにしてとらへがたし」と記述されており、ナマズがなめらかな体を持ちながら泥の中に生息していることが示されています。

なまず【鯰】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「なまず」の名前の由来やその背景をカンタンにまとめます。
項目 説明
名前の由来 – 「なま」 ナマズの体表がなめらかで鱗が存在しないため、「なま」は「なめらか」を意味する。
名前の由来 – 「ず」 古い仮名遣いで「づ」と書き、泥や土を指している。
名前の組み合わせの意味 なめらかな体の魚が泥の中に生息している様子を表現している。
古文献の記述 貝原益軒の著作「日本釈名」に「なまはなめらか也。此魚なめらかにしてとらへがたし」と記述。ナマズの特徴を示している。

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