「斜め」という言葉は、基準方向に対して垂直でも並行でもない、傾いていることを指します。
この言葉の由来は古い時代に遡ります。
古くは、漢文の訓読文で「ななめ」という読みが見られました。
一方、和文では「なのめ」という形が使われていました。
しかし、時代とともに「なのめ」は使用されなくなり、「ななめ」が一般的になったとされています。
では、「なのめ」の由来は何かというと、実は「なの」は「七日(なのか)」の「なな」と同じ意味を持ちます。
昔の日本では時刻の呼び方として「七つ時」という言葉があり、それは日が傾き始める時刻を指すものでした。
この「七つ時」が日が傾くことと結びつき、「なのめ」や後に「ななめ」として傾斜を意味する言葉として使われるようになったのです。
ななめ【斜め】の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、「斜め」という言葉の意味や由来、歴史的背景をカンタンにまとめます。
項目 | 説明 |
---|---|
「斜め」の定義 | 基準方向に対して垂直でも並行でもない、傾いていること。 |
古い読み方 | 漢文の訓読文では「ななめ」、和文では「なのめ」。 |
「なのめ」の使用 | 時代が進むにつれて「なのめ」は使用されなくなり、「ななめ」が一般的となった。 |
「なのめ」の由来 | 「なの」は「七日(なのか)」の「なな」と同じ意味。 |
「七つ時」の関連 | 古くの日本で「七つ時」とは日が傾き始める時刻を指す。これが「なのめ」や「ななめ」として傾斜を意味する言葉として使われるようになった。 |