【意味】
①くびひき。
②ある物を絶えず参照すること。
【語源・由来】
「首っ引き」は、「クビヒキ」が転じたもの。「クビヒキ」とは、向き合った二人が輪にした紐をくびにかけてひっぱり合い、引き寄せられた方をまけとする子供の遊び。二人の距離が近く、懸命に向き合って行う様子から、ある物と向き合って、そこから離れずに物事を行う比喩として用いられるようになった。また、「辞書と首っ引きで原書を読む」というように、書物を手に参照にしながら作業をすることを表すが、古くは書物に限らず、ある物を絶えず参照することを意味した。