こうとししてそうくにらる【狡兎死して走狗烹らる】の語源・由来

「狡兎死して走狗烹らる」という言葉は、利用価値のあるうちは活用され、その価値が無くなれば容易に捨てられるという状況を示すことわざです。

この言葉の背景は、古代中国の記録「史記・准陰候列伝」に由来します。

「狡兎」とは、機敏で賢いウサギを指し、「走狗」は足が速く追跡能力のある猟犬を意味します。

この言葉の中の物語は、ウサギが死んだとき、その猟犬の役割が終わり、結果として猟犬は不要になるため、料理されて食べられるというものです。

これは、たとえ功績があった者でも、その利用価値がなくなれば冷酷に処分される現実を象徴しています。

この物語を背景に、どんなに大きな功績や価値があったとしても、その役目を終えれば容易に見捨てられるという人間の冷酷さや変わりやすさを強調しています。

【狡兎死して走狗烹らる】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「狡兎死して走狗烹らる」という言葉の意味やその背景に関する情報をカンタンにまとめます。
項目 詳細
意味 利用価値のあるうちは活用され、その価値が無くなれば容易に捨てられる状況を示すことわざ
起源 古代中国の記録「史記・准陰候列伝」
「狡兎」の意味 機敏で賢いウサギ
「走狗」の意味 足が速く追跡能力のある猟犬
物語の内容 ウサギが死ぬと、猟犬の役割が終わり、不要となった猟犬は料理されて食べられる
象徴すること 功績があっても、利用価値がなくなれば冷酷に処分される人間の冷酷さや変わりやすさを示す

語源由来の言葉を50音別に検索



error: 右クリックできません。