きちょうめん【几帳面】の語源・由来

“几帳面”という言葉は、元々は建築に関連する用語であり、特定の家具「几帳(きちょう)」に由来します。

几帳は、室内で貴人が座るそばに立てられる家具で、間仕切りや風除けとして用いられました。

この几帳には、角ばっている柱があり、その柱を丁寧に削り、両側に刻み目を入れたものを「几帳面」と呼んでいました。

この言葉が今日の「すみずみまで気を配り、きちんとしているさま」という意味に変化したのは、几帳を作る際のその丁寧な仕事ぶりから来ています。

すなわち、細部にまで気を配る仕事ぶりが評価され、時間が経つにつれて「几帳面」は、物事を丁寧に、きちんと行う性格や様子を指すようになったのです。

【几帳面】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、語源由来や重要ポイントをカンタンにまとめます。
項目 説明
元々の用語 建築と家具(几帳)に関連
几帳とは 室内で貴人が座る際に使われる間仕切りや風除け
几帳面とは 几帳の柱を丁寧に削り、刻み目を入れたもの
現代の意味 すみずみまで気を配り、きちんとしているさま
意味の変化 几帳作成の丁寧な仕事ぶりから現代の意味に変化

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