「カワセミ」は、特に日本で親しまれている美しい鳥であり、その名前は「川に棲むセミ」という意味があるとされています。
ここでの「セミ」は、古名である「ソニ」から変化した形で、この「ソニ」には土を意味する「ニ」が含まれています。
この「ソニ」は「青土」ともいわれ、カワセミの美しい背の色に由来すると考えられています。
また、もう一つの説として、その美しい背の色から「川背美」とも呼ばれていたという話もあります。
漢字での表記については、「川蝉」はその生息環境と姿からの当て字であり、「翡翠(ひすい)」という名前は、その鮮やかな背の色が翡翠(玉髄の一種)に似ているからとされています。
このように、カワセミの名前にはその生態や美しい姿からくる複数の説が存在し、それぞれがこの鳥の特徴や魅力を色々な角度から表していると言えるでしょう。
【川蝉・翡翠】の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、カワセミの名前について、その生態や美しい姿からくる複数の説をカンタンにまとめます。
項目 | 説明 |
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現代の名前 | カワセミ |
語源の一説 | 「川に棲むセミ」、ここでの「セミ」は「ソニ」から変化 |
「ソニ」の意味 | 土を意味する「ニ」が含まれ、「青土」=美しい背の色に由来 |
他の名前の説 | 「川背美」、その美しい背の色に由来 |
漢字での表記 |
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「川蝉」の由来 | 生息環境と姿からの当て字 |
「翡翠(ひすい)」の由来 | 鮮やかな背の色が翡翠(玉髄の一種)に似ているとされる |