かっとう【葛藤】の語源・由来

「葛藤」は、もともと「葛」と「藤」という二つの植物を使って、心の中や対人関係に生じる複雑なもつれや紛争を表現する言葉です。

「葛」はカズラという蔓草(つるくさ)を指し、「藤」はマメ科に属する蔓(つる)性の植物、フジを指します。

これらの植物は自然界でしばしば他の物と絡み合い、複雑な形状を作る特性があります。

このような自然界での「もつれ」を人間関係や心の複雑な状態に見立てて、「葛藤」という表現が生まれました。

物事が煩雑に絡み合い、解決が難しくなる様子を非常に視覚的かつ象徴的に表現している言葉です。

このようにして、「葛藤」は心の中や人々の間で生じる複雑な問題や摩擦を意味するようになりました。

かっとう【葛藤】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「葛藤」の語源、それが何を象徴するのか、そして現代での用法についてカンタンにまとめます。
項目 説明
語源 「葛」と「藤」という二つの植物から成る言葉。
葛(カズラ) 蔓草(つるくさ)で、他の物と絡み合い複雑な形状を作る。
藤(フジ) マメ科に属する蔓(つる)性の植物で、同様に他の物と絡み合う。
意味 心の中や対人関係で生じる複雑なもつれや紛争を象徴。
特性 両植物の「もつれる」特性を人間関係や心の状態に見立てて表現。
現代用法 物事が煩雑に絡み合い、解決が難しくなる様子を表す。一般的に心の中や人々の間の摩擦を指す。

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