【意味】
ブッポウソウ目カワセミ科の鳥。スズメより大型で、尾は短く、嘴(くちばし)は鋭くて長大。体の上面は暗緑青色、背・腰は美しい空色で、「空飛ぶ宝石」とも称される。水中の小魚やザリガニなどをとる。巣は崖に横穴を掘って作る。ヨーロッパ・アジアに分布。なお、カワセミ科は世界に約90種。ヒスイ。ショウビン。ソニドリ。
【語源・由来】
「カワセミ」は「川に棲むセミ」という意味。この「セミ」は古名の「ソニ」が「ソビ」に転じ、「セミ」となった。「ソニ」の「ニ」は土の意味で、「ソニ(青土)」からきたといわれる。また、川に棲む背が美しい鳥ということから「川背美」と呼ばれるという説もある。
漢字「川蝉」は当て字、「翡翠(ひすい)」は「カワセミ」の背の色から当てられた。