いいなずけ【許婚】の語源・由来

「いいなずけ」、または「許婚」という言葉は、婚約者を指す日本語の表現です。

この言葉の語源は、結婚を約束するという意味の古い日本語の動詞「言い名付く(いひなづく)」から来ています。

具体的には、この動詞の連用形である「言ひ名付け」が名詞化して「いいなずけ」となったのです。

また、「許婚」の漢字表記は、この語の意味を表す当て字であり、元々の日本語の形に基づいています。

さらに興味深いのは、別の説も存在するということです。

それによれば、「結納付け(ゆひのうづけ)」という言葉が時間と共に変化し、「いひなづけ」となり、最終的に「いいなずけ」になったとされています。

この説が正しいかどうかは定かではありませんが、どちらの説も結婚に関する「約束」や「納付」を強調している点は共通しています。

このように、「いいなずけ」はその形成過程において、婚約や結婚といった重要な人生のイベントに関わる「約束」や「確定」を表す言葉として成立しています。

いいなずけ【許婚】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「いいなずけ」または「許婚」の基本意味、語源、漢字表記、別説、そしてその文化的意義をカンタンにまとめます。
項目 詳細・内容
基本意味 婚約者を指す日本語の表現。
語源(主流の説) 古い日本語の動詞「言い名付く(いひなづく)」から来ている。その連用形「言ひ名付け」が名詞化して「いいなずけ」になった。
漢字表記「許婚」 当て字であり、元々の日本語の形に基づいている。
別の説 「結納付け(ゆひのうづけ)」が変化して「いひなづけ」になり、最終的に「いいなずけ」になったとされている。
共通点 どちらの語源説も、結婚に関する「約束」や「納付」を強調している。
文化的意義 婚約や結婚といった重要な人生のイベントに関する「約束」や「確定」を象徴する言葉として存在している。

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