げったんひょう【月旦評】の語源・由来

「げったんひょう」という言葉、または「月旦評」と書かれる言葉は、人物の批評や品定めを意味します。

この言葉の由来には中国の歴史に関わる故事が関連しています。

「月旦」とは、文字通り月の初めや一日を指す言葉です。

そして、この「月旦評」の背景には、後漢時代の末期に存在した二人の兄弟、許劭（きょしょう）と許請がいます。

彼らは、毎月の初日に、その月の特定のテーマに基づいて郷里の人物を批評していました。

この兄弟の行為は「後漢書」の中の「許劭伝」という部分に記録されており、それに基づいてこの言葉「月旦評」が生まれたとされています。

言い換えれば、毎月の初日に行われる人物の批評の慣習やその伝統が、この言葉の語源となっているのです。

こうした背景を持つ「月旦評」は、現代でも人物の評価や批評を意味する言葉として用いられています。

【月旦評】の意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、「げったんひょう」または「月旦評」という言葉の由来や意味に関する情報をカンタンにまとめます。

項目	詳細
言葉	げったんひょう / 月旦評
現代の意味	人物の批評や品定め
由来	「月旦」は月の初めや一日を指す。後漢時代の末期の兄弟、許劭と許請が毎月の初日に人物を批評したことから。
関連する史書	「後漢書」の「許劭伝」にて、この兄弟の批評の行為が記録されている。
現代での使用背景	人物の評価や批評を意味する言葉として使われる。