がしんしょうたん【臥薪嘗胆】の語源・由来

「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)」は、中国の春秋時代に起きた呉と越の二つの王国に関する故事から来ています。

この表現は、特に呉王夫差と越王勾践の2人の王に焦点を当てています。

夫差は父の仇を討つために、薪の上に寝る(「臥薪」)という苦行を行いました。

一方で、勾践は呉を討つという目的を忘れないように、苦い胆(肝)を時々舐める(「嘗胆」)という行為を行いました。

これらの苦行と行為は、彼らが達成したい目標に対する決意と耐久性を象徴しており、このような長い期間にわたる努力と困難を乗り越えようとする精神を「臥薪嘗胆」と表現しています。

この表現は後に一般化し、仇を報復するためや将来の成功を目指して長期間辛労する様子を形容する際に用いられるようになりました。

【臥薪嘗胆】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「臥薪嘗胆」の語源、象徴する意味、および現代での用途をカンタンにまとめます。
項目 詳細・内容
語源 中国の春秋時代、呉王夫差と越王勾践の故事から来ている。
夫差の行為(「臥薪」) 父の仇を討つため、薪の上に寝るという苦行を行った。
勾践の行為(「嘗胆」) 呉を討つ目的を忘れないように、苦い胆(肝)を時々舐めるという行為を行った。
象徴 これらの行為は目標達成への決意と耐久性を象徴している。
現代での用途 仇を報復するためや将来の成功を目指して長期間辛労する様子を形容する際に用いられる。

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