えそらごと【絵空事】の語源・由来

「絵空事(えそらごと)」は、実際に存在しないことや、大げさに言われることを指す言葉として使用されます。

この言葉の由来は、「空言」という言葉に関連しています。

「空言」は、真実に基づいていない嘘や偽りを意味します。

そして「絵空事」の「絵」という部分は、絵画の手法を指しており、現実をそのまま写し取るのではなく、実際の事実から逸脱して美化して描くことに由来しています。

この言葉が古くから日本の文化に存在していたことは、鎌倉時代の文献「古今著聞集」にもその使用例が記されていることからも明らかです。

絵画のように実際の事実から離れて美化されたことや、現実には存在しない事柄を表現するために「絵空事」という言葉が生まれ、使われるようになったのです。

えそらごと【絵空事】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「絵空事」に関する基本的な意味、語源、歴史的文脈、およびその用法についてカンタンにまとめます。
項目 説明
基本的な意味 「絵空事(えそらごと)」は実際に存在しないことや、大げさなことを指す言葉です。
語源 「空言」に関連し、嘘や偽りを意味する。加えて、「絵」は絵画の手法で、事実から逸脱して美化するという点に由来しています。
歴史的文脈 この言葉は古くから日本文化に存在し、鎌倉時代の文献「古今著聞集」にも使用例があります。
用法 絵画のように美化された事実や、現実には存在しない事柄を指すために、この言葉が使われるようになりました。

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