エゴマ【荏胡麻】の語源・由来

「荏胡麻(エゴマ)」は、シソ科の一年草で、インドや中国が原産地です。

油料作物としても利用され、その種子から「エゴマ油」または「荏油(えのあぶら、えのゆ)」が採取されます。

この油は食用に使われるほか、防水材としても用いられています。

言葉の由来については、複数の説があります。

一つ目は「エ」が「得(え)」から来ているという説で、この植物から油を得ることができるという意味です。

もう一つは「エ」が「良(え)」から来ているという説で、この植物やその油が良いものとされているという意味です。

いずれにせよ、「エ」の部分は何らかの良い特性を表しています。

「ゴマ」の部分は、この植物の種子がゴマに似ているために付けられたとされています。

事実、かつては菜種油が普及する以前には、エゴマ油がよく使用されていました。

総じて、「エゴマ」または「荏胡麻」という名前は、この植物の有用性やゴマに似た種子、さらにはその良い特性を表していると言えるでしょう。

エゴマ【荏胡麻】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「荏胡麻(エゴマ)」の基本的な特性、用途、言葉の由来、およびその他の関連情報についてカンタンにまとめます。
項目 説明
基本概念 「エゴマ」または「荏胡麻」はシソ科の一年草で、インドや中国が原産地です。
用途 油料作物として利用され、「エゴマ油」または「荏油(えのあぶら、えのゆ)」が採取される。
追加用途 エゴマ油は食用だけでなく、防水材としても用いられる。
言葉の由来(エ) 「エ」が「得(え)」または「良(え)」から来ているという二つの説があり、良い特性を表している。
言葉の由来(ゴマ) 「ゴマ」の部分は種子がゴマに似ているために名付けられた。
歴史的背景 かつては菜種油が普及する以前にエゴマ油がよく使用されていた。
総意 名前はこの植物の有用性、ゴマに似た種子、良い特性を表している。

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