オーデコロンの語源・由来

【意味】
(「コローニュ(ケルン)の水」の意)香水の一種。2~5%の香料を加えたアルコール水溶液。もとドイツのケルン在住イタリア人の創製で、フランスに広まる。香りの持続は1~2時間程度。明治開化期より流行。

【語源・由来】
フランス語「eau de Cologne」から。「eau」が水、「Cologne」は「コローニュ(ドイツのケルン)」を意味し、「eau de Cologne」でケルンの水という意味。狭義には一つの古典的化粧水の名称。17世紀ごろイタリアで生まれた薬用水「アクア・ミラビリス」(不思議の水)が、プロイセンの都ケルンに渡り「ケルニッシュワッサー」(ケルンの水)として改良完成し、18世紀後半フランスに紹介され、オーデコロンとよばれ有名になり、ヨーロッパ中に広まった。日本では、明治時代に流行し、「西洋道中膝栗毛」では「逢ふでころん」と表現されている。

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