あとぼう【後棒】の語源・由来

“後棒”(あとぼう)という言葉は、かつて日本で使用されていた駕籠(かご)や輿(こし)といった運搬手段に関連しています。

駕籠や輿は通常、二人の人間が担ぐもので、一人が前側の棒を、もう一人が後ろ側の棒を担ぎます。

この後ろ側の棒を担ぐ人を指して「後棒」と言います。

対照的に、前側の棒を担ぐ人は「先棒」と呼ばれます。

“後棒を担ぐ”という表現は、文字通りの意味だけでなく、比喩的な意味でも使われます。

具体的には、何かを企画または実行する主要な人物(先棒を担ぐ人)の手助けをする、つまり補佐やサポートをする役割を指します。

このように、物理的な担ぎ棒の概念が、協力や補助といった社会的な状況にも適用されています。

この言葉は、単なる物理的な作業から、人々が協力して何かを成し遂げる際の役割分担にまでその意味を広げているのです。

あとぼう【後棒】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、語源由来や重要ポイントをカンタンにまとめます。
項目 詳細内容
言葉 後棒(あとぼう)
語源・由来 駕籠(かご)や輿(こし)の後ろ側の棒を担ぐ人を指す
対照的な言葉 先棒(前側の棒を担ぐ人)
文字通りの意味 駕籠や輿を担ぐ際に、後ろ側の棒を担ぐ人
比喩的な意味 何かを企画または実行する主要な人物(先棒を担ぐ人)の手助けをする、つまり補佐やサポートをする役割
拡張された意味 物理的な担ぎ棒の概念が社会的な協力や補助の状況にも適用されている

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