せっしょう【折衝】の語源・由来

「折衝」という言葉の由来は、古代中国の詩集「詩経」の一部である大雅・緜・伝に遡ります。

元々この言葉は、敵の突進してくる槍の先を弾き止める、つまり、敵の攻撃を折る、くじくという意味から来ています。

このイメージは、相手の強い意向や要求に対して、それを受け流す、または適切に対応して調整する様子を表すものでした。

明治時代以降、日本が近代国家として外交や様々な交渉を行うようになり、この「折衝」という言葉が外交やビジネスの場での談判や交渉の意味として使われるようになりました。

現代においては、利害が異なる相手との問題解決のための話し合いや交渉の過程全般を指す言葉として広く認知されています。

せっしょう【折衝】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「折衝」という言葉の起源や背景、変遷に関する情報をカンタンにまとめます。
項目 説明
起源の文献 古代中国の詩集「詩経」の部分:大雅・緜・伝
元々の意味
  • 敵の突進してくる槍の先を弾き止める
  • 敵の攻撃を折る
  • くじく
イメージの変遷 強い意向や要求に適切に対応して調整する様子を表すものから、談判や交渉の意味としての変遷
明治時代以降の使用 日本が近代国家としての外交や交渉の場での使用。外交やビジネスの談判や交渉の意味としての使い方
現代での意味 利害が異なる相手との問題解決のための話し合いや交渉の過程全般を指す言葉としての広い認知

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