「すずり」という言葉は、墨を磨る道具として使われる石や瓦で作られた具を指します。
この言葉の由来は「すみすり」という言葉から来ており、これは「墨磨」という意味です。
平安時代中期には、この「すずり」という言葉は一般的に使用されるようになりました。
古い文献である「倭名類聚抄」にも「須美須利」という形で記述されています。
また、この「すずり」を指す漢字「硯」についても触れると、この字は「石」と「音符見」から成り立つ形成文字です。
その音は漢音で「ゲン」、慣用音で「ケン」と読まれます。
そして、この「硯」という文字は「研」という文字と同系の文字とされています。
すずり【硯】の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、「すずり」に関する主要な情報やその特徴・背景をカンタンにまとめます。
項目名 | 内容 |
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名称 | すずり |
定義 | 墨を磨る道具。石や瓦で作られた具。 |
名前の由来 | 「すみすり」(墨磨)から派生。 |
使用の歴史 | 平安時代中期に一般的に使用。 |
古い文献の記述 | 「倭名類聚抄」に「須美須利」として記述。 |
漢字表記 | 硯 |
漢字の構成 | 「石」と「音符見」から成り立つ。 |
漢字の読み方 |
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類似・関連の漢字 | 「研」が同系の文字とされる。 |