すっぱい【酸っぱい】の語源・由来

「酸っぱい」という言葉の起源は、名詞「酢」が形容詞化したものです。

これは、塩の味を表す時に使われる「しょっぱい」と似た経緯を持ちます。

つまり、酢のような独特の味を持つものを指すための言葉として始まりました。

この言葉の「っぱい」の部分は、元々「酸い」という形容詞の語尾「い」を変形させたもので、「酸いに近い」というニュアンスを加えています。

このため、「酸っぱい」という言葉は「酢のような味」という意味を持つと同時に、酢に似た味、例えばレモンなどのような酢とは異なるが酸味を持つものにも適用されるようになりました。

言葉の進化を考えると、「酢のような味」を意味する「酢っぽい」から「すっぱい」へと変化したと考えられます。

【酸っぱい】の意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、「酸っぱい」の意味や背景、形成の経緯についての情報をカンタンにまとめます。

項目名	内容
表現	酸っぱい
名前の由来	名詞「酢」が形容詞化したもの。
類似の経緯	「しょっぱい」（塩の味を表す時の言葉）と似た経緯を持つ。
語尾の「っぱい」の由来	元々の「酸い」という形容詞の語尾「い」を変形させたもの。
意味の進化	「酢のような味」を意味する「酢っぽい」から「すっぱい」へ変化した。
適用の例	酢に似た味、例えばレモンなどの酸味を持つものにも適用される。