「退く」という動詞は、後ろへ動くことや官職を辞すこと、一般的にはある場所や立場から離れることを意味します。
この言葉の語源は、「しり」という言葉と「そく」という動詞が組み合わさったものと考えられています。
「しり」は「後」という意味を持ち、後ろや背後を指す言葉です。
「そく」には遠くへ離れる、後退する、あるいは排除するという意味があります。
さらに、「そく」には他の関連する動詞、例えば「そむく」(背を向ける)、「さる」(去る、離れる)、また「さける」(避ける)といった動詞との関連性も指摘されています。
このように、後ろに移動するという基本的な意味から、より具体的な行動や状況、例えば官職を辞するという意味などに派生しているのが「退く」という言葉の背景です。
しりぞく【退く】の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、「退く」に関する重要ポイントをカンタンにまとめます。
キーワード | 説明 |
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退く | 後ろへ動く、官職を辞す、一般的には場所や立場から離れること |
語源 | 「しり」と「そく」が組み合わさったもの |
しり | 「後」という意味を持ち、後ろや背後を指す |
そく |
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関連する動詞 |
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派生の背景 | 基本的な「後ろに移動する」という意味から、具体的な行動や状況に派生 |