「自画自賛」という言葉は、元々は絵の世界からきた言葉です。
絵には「賛」という詩文が書き入れられることが一般的で、この「賛」は絵の内容や意味を補完するものとして、しばしば絵の作者とは別の人が書き入れることが習慣として行われていました。
しかし、この「賛」には絵を称賛するという意味だけでなく、一般的な「ほめる」という意味も含まれているため、自分の描いた絵に自分で「賛」を書き入れる行為を「自画自賛」と称するようになりました。
その後、この言葉は元の絵に関する文脈を超えて広まり、自分の行った行為や達成を自分自身で賞賛する、あるいは自慢するというニュアンスを含む意味で使われるようになりました。
現代でも、この「自画自賛」という言葉は、自分で自分をほめるという意味で一般的に使われています。
【自画自賛・自画自讃】の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、「自画自賛」という言葉の起源や変遷をカンタンにまとめます。
属性 | 詳細 |
---|---|
対象の言葉 | 自画自賛 |
起源 | 絵の世界 |
「賛」の役割 | 絵の内容や意味を補完する詩文 |
一般的な習慣 | 絵の作者とは別の人が「賛」を書き入れる |
「賛」の意味 | 絵を称賛する、または「ほめる」 |
言葉の由来 | 自分の描いた絵に自分で「賛」を書く行為 |
現代の使用 | 自分の行為や達成を自賛・自慢する意味で使われる |