ごりむちゅう【五里霧中】の語源・由来

「五里霧中」という言葉は、現状や方向性が全く見えず、迷っている状態を表現するための言葉として用いられます。

文字通りには「五里もの距離が霧に覆われている」という意味となり、そこから転じて、何も見えない、迷っているという意味で使われるようになりました。

この言葉の由来は、中国の歴史書「後漢書」に記述された張楷という人物のエピソードに関連しています。

後漢の時代、張楷という道士が特別な道術を用いて五里の距離にわたる濃霧を発生させ、自分の姿を隠してしまったという話が伝えられています。

この話から、五里霧中という言葉が生まれ、見通しが立たない、方向性が見えないという意味で使われるようになったのです。

【五里霧中】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「五里霧中」という言葉の意味とその由来に関する情報をカンタンにまとめます。
項目 説明
意味 現状や方向性が見えず、迷っている状態
文字の意味 「五里もの距離が霧に覆われている」
由来 中国の歴史書「後漢書」の張楷のエピソード。彼が道術を用いて五里の距離の濃霧を発生させた話から

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