「こより」とは、細く切った紙をねじってひも状にしたものを指す言葉で、他に「かみひねり」や「かんぜより」とも呼ばれます。
この言葉の成り立ちや背景を探ると、「紙縒り」は「紙」と「縒る」という二つの要素から形成されています。
ここでの「縒る」は、もともと「ねじる」や「よる」などの意味を持つ動詞で、物をねじって形を変える様子を表現しています。
そして、この動詞が「紙」に適用されることで、「紙をねじって作ったもの」という意味合いを持つようになりました。
言葉としての「こより」の音の変化も興味深いポイントとなります。
「カミヨリ」という原形が時代を経て音便を受け、「コウヨリ」となり、さらには現在の「こより」という形に変わっていったのです。
このように、「こより」は、紙をねじったシンプルなものを示す一方で、その言葉自体が歴史的な変遷を経て成り立っていることがわかります。
こより【紙縒り】の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、「こより」の意味、語源、変遷などの要点をカンタンにまとめます。
項目 | 説明 |
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基本の意味 | 細く切った紙をねじってひも状にしたもの |
別名 |
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語源 | 「紙」と「縒る」から成り立っている |
「縒る」の意味 | 「ねじる」や「よる」などの意、物をねじって形を変える様子 |
言葉の変遷 | 「カミヨリ」→「コウヨリ」→「こより」 |