「キイチゴ」、または「木苺・懸鉤子」とは、バラ科キイチゴ属に属する落葉小低木の総称です。
この名前の「キイチゴ」は、文字通り「木になるイチゴ」という意味を持っています。
通常私たちが「イチゴ」と呼ぶものは、「オランダイチゴ」とも呼ばれ、これは草本植物です。
これに対して、キイチゴは木本植物であり、この違いを明示するために「キ(木)」が名前に付けられています。
キイチゴは多くの種が日本の山野に自生しており、その葉や幹にはとげがあります。
白色やまれに紅色の五弁花を咲かせ、果実は黄色や紅色に熟し、多用途に使われます。
このような特性を持つキイチゴが、その名前に「木」を冠することで、一般的な草本のイチゴとは異なる植物であることが強調されています。
要するに、「キイチゴ」の名前はその植物の特性、すなわち木本であるという性質を直訳しているものであり、これが語源・由来となっています。
この名前は、イチゴの中でも特に木本として成長するものであることを表しており、その差異を明確にしています。
【木苺・懸鉤子】の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、「キイチゴ」の名称とその特性についてカンタンにまとめます。
項目 | 説明 |
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キイチゴとは | バラ科キイチゴ属に属する落葉小低木の総称 |
名前の語源・由来 | 「木になるイチゴ」を意味し、その木本性を強調している |
イチゴとの違い | 一般的に「イチゴ」と呼ばれるもの(オランダイチゴ)は草本植物、対照的にキイチゴは木本植物 |
分布 | 日本の山野に多く自生 |
特性 | 葉や幹にとげがあり、白色またはまれに紅色の五弁花を咲かせる |
用途 | 果実は黄色や紅色に熟し、多用途に使われる |
名前の意義 | 「木」を冠することで、草本のイチゴとは異なる植物であることが強調される |