ぎょうぎ【行儀】の語源・由来

「行儀(ぎょうぎ)」という言葉は、元々は仏教語であり、修行や実践に関する規則、または仏教の儀式を指す用語でした。

この「行」は、サンスクリット語で歩み行くことを意味する「gamana」が漢訳されたものであり、仏教における「行住坐臥」(行く、立つ、座る、横になる)の「行」から来ています。

一方で、「儀」は規則や法則を意味する言葉です。

時が経つにつれて、この言葉は仏教の文脈を超えて、一般の立ち居振る舞いや作法を指すようになりました。

つまり、「行儀」は、もともとは仏教的な規則や儀式を指す言葉であったが、日常生活における行動や態度、マナーを指すように広がったのです。

それにより、現代では立ち居振る舞いの作法や行為、行状を総括する言葉として広く用いられています。

ぎょうぎ【行儀】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「行儀」がどのような語源を持ち、時間と共にどのように意味が変遷していったのかをカンタンにまとめます。
項目 説明・内容
行儀(ぎょうぎ) 立ち居振る舞いや作法、規則などを指す言葉
元々の文脈 仏教語、修行や実践に関する規則、または仏教の儀式を指していた
「行」の語源 サンスクリット語「gamana」が漢訳されたもの
「行」の仏教的な意味 「行住坐臥」(行く、立つ、座る、横になる)の「行」から来ている
「儀」の意味 規則や法則を意味する
時代の変遷 仏教の文脈を超えて一般の立ち居振る舞いや作法を指すようになった
現代での用途 立ち居振る舞いの作法や行為、行状を総括する言葉として広く用いられている

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