がりがりもうじゃ【我利我利亡者】の語源・由来

「我利我利亡者(がりがりもうじゃ)」とは、自分の利益しか考えない人や理不尽な人を非難するための語です。

この言葉は、明治以降に出現したとされており、漢字の「我利我利亡者」は当て字です。

この言葉は二つの部分、「がりがり」と「亡者」から成り立っています。

「がりがり」は、物を堅く噛む、削る、あるいは引っ掻くといった行動を表す音象徴語です。

この言葉が持つ貪るような貪欲なイメージが、自分の利益や欲望ばかりを考える人物に対して用いられています。

一方で「亡者」は、文字通り死者、特に冥土に迷っている死者や、執念に取りつかれた人を指します。

この「亡者」が、貪欲な「がりがり」に加わることで、その人がただの貪欲な人ではなく、執念深く自己中心的な行動をする人物であることが強調されます。

このように、「我利我利亡者」は、貪欲と執念の二つの要素が組み合わさって形成された表現であり、その名の通り、自分の利益しか考えない人々を批判するのに用いられます。

【我利我利亡者】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、語源由来や重要ポイントをカンタンにまとめます。
重要ポイント 説明
言葉の意味 「我利我利亡者(がりがりもうじゃ)」は、自分の利益しか考えない、または理不尽な人を非難するための語。
時代背景 この言葉は明治以降に出現したとされ、漢字は当て字。
構成要素 言葉は「がりがり」と「亡者」の二つの部分から成り立っている。
「がりがり」の意味 物を堅く噛む、削る、あるいは引っ掻くなどの行動を表す音象徴語。貪欲なイメージがある。
「亡者」の意味 死者、特に冥土に迷っている死者や、執念に取りつかれた人を指す。
総合的な意味 「がりがり」の貪欲さと「亡者」の執念が組み合わさり、その人がただの貪欲な人ではなく、執念深く自己中心的な行動をする人物であることが強調される。

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