うやむや【有耶無耶】の語源・由来

「有耶無耶」(うやむや)という表現は、物事を明確にしない、あいまいな状態を指す言葉です。

語源については、「う」と「む」がキーポイントです。

「う」は「有る(ある)」、すなわち「存在する」という意味で、「む」は「無い」、すなわち「存在しない」という意味です。

この「う」と「む」は、「うむを言わさず」という表現と同じく、存在するかしないか、そうであるかそうでないかという二者択一の問題を指します。

この語は、そうであるか、そうでないか、はっきりとした結論を出さないで物事を曖昧にする様子を指しています。

漢字で「有耶無耶」と表記されることもありますが、この漢字表記は、日本語の「うやむや」に適用された借字(かりもじ)であるとされています。

このように、有耶無耶は物事を明確にせず、曖昧にする状態を色濃く表す言葉で、その語源は日本語の「う」(有る)と「む」(無い)に由来しています。

【有耶無耶】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「有耶無耶」という表現の意味、語源、類似の表現、漢字表記、およびその使用される状況についてカンタンにまとめます。
項目 詳細・内容
意味 物事を明確にしない、あいまいな状態を指す。
語源 日本語の「う」(有る、存在する)と「む」(無い、存在しない)から来ている。
類似の表現 「うむを言わさず」も、存在するかしないかという二者択一の問題を指す。
漢字表記 「有耶無耶」とも書かれるが、これは借字(かりもじ)とされている。
使用される状況 はっきりとした結論を出さずに物事を曖昧にする様子を指す。

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