うぶ【初心・初】の語源・由来

「うぶ」という言葉は、純真で世慣れていない状態や性質を表す日本語の形容詞です。

この語の起源には複数の説がありますが、一般的には「産」または「初(うい)」から派生したとされています。

「産」から派生したとする説では、この語は「生まれたときのままである」という意味を持つとされます。

もう一方の「初(うい)」から派生した説では、この「初」もまた「生む・産む(うむ)」や「生む日・産む日(うむひ)」という言葉に通じるとされています。

このように、いずれの説も「産む」、すなわち「生まれたて」に関連しており、その純真な、まだ何も知らない状態を表すようになりました。

さらに、「うぶ」には「初い・初心い(うぶい)」といった形容詞形もあり、これも「初々しい」という意味で用いられます。

この全体から見て、言葉「うぶ」は、人が生まれて初めて経験する状況や、純真無垢な状態を形容する際に使われるようになったと言えます。

うぶ【初心・初】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「うぶ」という言葉の定義、語源の説、共通の要素、派生形、および使用文脈についてカンタンにまとめます。
項目 詳細・内容
定義 純真で世慣れていない状態や性質を表す形容詞。
語源の説
  1. 「産」から派生、意味は「生まれたときのままである」
  2. 「初(うい)」から派生、関連語は「生む・産む(うむ)」
共通の要素 いずれの語源説も「生まれたて」や「純真な状態」に関連している。
派生形 「初い・初心い(うぶい)」といった形容詞形もあり、「初々しい」という意味で用いられる。
使用文脈 人が生まれて初めて経験する状況や、純真無垢な状態を形容する際に使われる。

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