「アルバム」という言葉は、様々なコレクションを保存する帳面や、音楽の複数の曲をまとめたメディアに使われています。
この言葉の語源はラテン語の「albus」にあります。
このラテン語は「白い」という意味を持っています。
古代ローマ時代には、白い石板が執政官の名前や議事録などの公式な情報を記して公示する目的で使用されました。
この石板もまた「albus」にちなんでそう呼ばれたのです。
時が経つにつれて、紙焼き写真が一般に普及すると、これらの写真を保存するための帳面も「アルバム」と呼ばれるようになりました。
このような帳面はしばしば白いページが多く使われ、これが古代ローマの「白い石板」のコンセプトとつながっています。
さらに時代が進むと、音楽も複数の曲を一つにまとめた形で販売されるようになりました。
この形態の音楽メディアも、曲を「保存」するものとして「アルバム」と呼ばれるようになりました。
つまり、「アルバム」という言葉は、時代と文化を超えて「保存」や「集約」の意味で使われ続けており、その語源は「白い」というシンプルな意味から拡張されています。
「アルバム」の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、「アルバム」の語源と意味をカンタンにまとめます。
項目 | 説明・内容 |
---|---|
現代の意味 | コレクション(写真、音楽など)を保存する帳面やメディア |
語源 | ラテン語の「albus」から。”albus”は「白い」という意味 |
元々の意味 | 古代ローマで白い石板(公示のためのもの)が「albus」にちなんで呼ばれた |
時代の進展 | 写真や音楽が集約される形で保存されるメディアが「アルバム」と呼ばれるようになった |
使われ方 | 時代と文化を超えて「保存」や「集約」の意味で使われ続けている |