しゅつらん【出藍】の語源・由来

「出藍」という言葉の意味は、弟子がその師匠よりも高い才能や実力を示すことを指します。

この言葉の語源や由来は古典文学にまで遡ります。

「荀子」という古代中国の文献の中の「勧学」という章に「青はこれを藍より取りて藍より青し」という文があります。

この文の意味は、青色の染料を取るための原材料である「藍」という植物から抽出した青色が、実際の藍の植物自体よりも濃厚で美しい青色であるということを言っています。

この文から、何かがその源や起源となるものから生まれて、その源や起源よりもさらに優れたものになる、という意味が派生しました。

それが「出藍」の言葉として現代まで伝えられています。

ただし、この言葉は年長者や上司などに対しては使うべきではない、とされています。

これは、師匠や上司を軽視する意味にとられかねないからです。

しゅつらん【出藍】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、語源由来や重要ポイントをカンタンにまとめます。
ポイント 説明
出藍の意味 弟子がその師匠よりも高い才能や実力を示すこと
語源・由来 「荀子」の「勧学」章の「青はこれを藍より取りて藍より青し」
該当文の意味 藍から抽出した青色が藍の植物よりも濃厚で美しい
派生した意味 何かがその源や起源よりもさらに優れたものになる意味
使用上の注意点 年長者や上司などに対して使うべきではない(師匠や上司を軽視する意味にとられる可能性がある)

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