でたらめ【出鱈目】の語源・由来

「出鱈目(でたらめ)」という言葉は、いい加減やでまかせな態度や言動を示す表現として使われます。

この言葉の由来には、主に二つの説が存在します。

一つの説は、サイコロ賭博に関連するものです。

サイコロの目、すなわち数字を「目」と呼びます。

サイコロを振った際に出た数字は予測できないため、ランダムで不確定な結果を意味します。

このサイコロを振って出た数字、すなわち「出たらその目」の意から「でたらめ」という言葉が生まれたというのがこの説です。

もう一つの説は、言葉の構成要素に注目したものです。

「出る」は動詞で、「たり」と「む」は助動詞です。

これらの組み合わせから、「出たら出たでかまわない」という意味が派生したとされています。

これは、何が起こっても問題ない、結果はどうであれそのまま受け入れるというような意味合いが含まれています。

どちらの説が正しいのかは定かではありませんが、現在では「でたらめ」は何かを適当にやったり、根拠のないことを言ったりすることを指す言葉として広く使われています。

でたらめ【出鱈目】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「出鱈目(でたらめ)」という表現の意味、起源、その説の内容、および現代での使われ方に関する情報をカンタンにまとめます。
項目 詳細
表現の意味 いい加減やでまかせな態度や言動を示す
起源の説(1つ目) サイコロ賭博に関連
サイコロの特性 サイコロを振った際の数字は予測できないため、ランダムで不確定
説の内容(1つ目) サイコロを振って出た数字(「出たらその目」)から「でたらめ」という言葉が生まれたという説
起源の説(2つ目) 言葉の構成要素に注目
説の内容(2つ目) 「出る」は動詞で、「たり」と「む」は助動詞。これらの組み合わせから、「出たら出たでかまわない」という意味が派生したとされる。
現代の使われ方 何かを適当にやる、根拠のないことを言うことを指す言葉として広く使われている

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