さとう【左党】の語源・由来

「左党」は、酒好きの人や左利きの人を指す言葉として使われます。

この言葉の起源は、江戸時代の鉱山で働いていた人々の間にあります。

彼ら鉱山作業者は、右手に金槌を持ち、左手には鑿(のみ)を持って作業を行っていました。

このため、右手を「槌手(つちて)」と呼び、左手を「鑿手(のみて)」と称していたのです。

ここから、酒を飲む手、つまり「飲手」という意味を持つ「左利き」という俗語が生まれ、それが「左党」という言葉に結びついたと考えられています。

また、この「左党」は「ひだりとう」とも読むことができます。

さとう【左党】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「左党」の用途、起源、鉱山作業者の手の呼称やその関連から派生した「左利き」という俗語の背景などをカンタンにまとめます。
キーポイント 詳細
用途 酒好きの人や左利きの人を指す。
起源 江戸時代の鉱山作業者の間。
鉱山作業者の作業手法 右手に金槌、左手に鑿(のみ)を持って作業。
右手・左手の称呼 右手を「槌手(つちて)」、左手を「鑿手(のみて)」と称していた。
「左利き」の由来 「飲手」を意味する「左利き」という俗語が、上記の「鑿手(のみて)」から派生。
他の読み方 「ひだりとう」とも読むことができる。

語源由来の言葉を50音別に検索



error: 右クリックできません。