「御破算」は、元々の意味としては、算盤(そろばん)の計算を中断し、それまでの計算結果を無効にして、新しい計算を始めることを指します。
「破算」という言葉は、そのような計算の中断や破棄の行為を指すものでした。
算盤を操作する人の前で、数値を読み上げる役割の人が新しい計算を始める際に「御破算で願いましては」と言い、これがそのまま一般的な表現として使われるようになりました。
そして、ここでの「ご」は、敬意を表す接頭語としての役割を果たしています。
現代では、この言葉は、特定の計画や進行中の事柄を中断し、初めからやり直す、あるいは取り消すという意味で広く使われています。
ごはさん【御破算】の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、「御破算」の元々の意味から現代の使用までの変遷と主要なポイントをカンタンにまとめます。
項目 | 内容 |
---|---|
元々の意味 | 算盤の計算を中断し、それまでの計算結果を無効にして新しい計算を始める行為 |
由来 | 数値を読み上げる役割の人が新しい計算を始める際に使った表現 |
「ご」の意味 | 敬意を表す接頭語 |
現代の使用 | 計画や進行中の事柄を中断し、初めからやり直す、または取り消すという意味での使用 |