けんまく【剣幕】の語源・由来

「剣幕」という言葉は、人が怒ったときの荒々しい表情や態度を指すものです。

この言葉の語源は「見脈(けんみゃく)」から派生しています。

「見脈」とは、脈を観察することによって診断を下すことを指します。

この「見脈」から、人の脈の状態を通じてその内面や気持ちを推し量ること、特に脈が激しくなるような状態を表現する意味が生まれました。

これが時間とともに、外から観察できる明確な気配や感情の現れ、特に強烈な怒りの表情や態度を指す「剣幕」という言葉へと変化していったとされています。

さらに、もう一つの説として、「険悪」の言葉が連声の際の音の変化を経て「剣幕」となったとも考えられています。

そのため、「剣幕」の字は「見幕」や「権幕」とも書かれることがあります。

けんまく【剣幕】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、語源由来や重要ポイントをカンタンにまとめます。
項目 詳細
定義 人が怒ったときの荒々しい表情や態度
語源 「見脈(けんみゃく)」からの派生
「見脈」の意味 脈を観察して診断すること。脈の状態を通じて気持ちを推し量る意味が生まれる
時間の経過と変化 外から観察できる明確な気配や感情の現れへと変わり、「剣幕」に
他の説 「険悪」の言葉が音の変化を経て「剣幕」となった可能性
異体字 「見幕」や「権幕」とも書かれることがある

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