うずら【鶉】の語源・由来

「うずら(鶉)」という言葉の語源や由来については、諸説存在しています。

一つの説では、「う」は草むらを示し、「つら」は連なる、という意味で、これらが合わさって一つの言葉となった、とされています。

これはうずらがしばしば草むらに生息し、群れをなしている様子を反映しているかもしれません。

また、韓国語で山鳥を意味する「モヅラ」や「モッチウラァキ」との関連性も指摘されています。

この説では、日本の「うずら」がこれらの外来語から派生した可能性が考えられます。

うずらの特有な鳴き声に基づいて名付けられたとする説もあります。

その声が憂いと辛さを感じさせるため、「ウツラ(憂辛)」と名付けられたとされています。

さらに、うずらの体形が丸く、うずくまっているように見えることから、「ウヅクマル(蹲)」の「ウヅ」に、接頭語として「ラ」がついた、とする説も存在します。

また、うずらが冬に暖かい地へ移動する渡り鳥であることから、ウツル(徒・移)の転呼、あるいは「ウツラ鳥」の略という説もあります。

さらに、うずらが土の中に顔をつっこんで隠れる行動から、「ウツブクツラ」と名付けられたとする説もあります。

これら多くの説が示すように、うずらという名前の由来は一定していないのですが、それぞれがその特有の生態や外見、鳴き声などに基づいている可能性が高いと言えます。

うずら【鶉】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「うずら(鶉)」の名前の由来・語源についての重要ポイントをカンタンにまとめます。
説名 説明・内容
草むらの群れ 「う」は草むら、「つら」は連なるという意味。うずらが草むらに生息し、群れをなしていることを反映。
韓国語由来 韓国語で山鳥を意味する「モヅラ」や「モッチウラァキ」との関連性が指摘されている。
鳴き声由来 うずらの特有な鳴き声が憂いと辛さを感じさせるため、「ウツラ(憂辛)」と名付けられたとする説。
体形由来 うずらの体形が丸く、うずくまっているように見えることから、「ウヅクマル(蹲)」と関連付ける説。
渡り鳥由来 冬に暖かい地へ移動する渡り鳥であることから、「ウツル(徒・移)」または「ウツラ鳥」の略とする説。
土に顔をつっこんで隠れる行動 うずらが土に顔をつっこんで隠れる行動から、「ウツブクツラ」と名付けられたとする説。

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