うずら【鶉】の語源・由来

【意味】
キジ目キジ科の鳥。尾は短く、全体に赤褐色で黄白色の縦斑と黒斑とがある。草原にすむ。肉・卵は美味。古くは鳴き声の鑑賞のために人家で飼った。ヨーロッパ・アジアに分布。
②歌舞伎劇場で東西桟敷下の観覧席。下桟敷の称。
③棕櫚(しゅろ)と加賀苧(かがそ)とを交ぜて綯った船綱。

【語源・由来】
「鶉」の語源は諸説あるが、「う」は草むらを示し、「つら」は連なるという意味で群の意味があり、これが一つの言葉になったという説、山鳥を意味する韓国語「モヅラ」や「モッチウラァキ」からという説、鳴き声に基づく名で、その声が憂く辛いことから「ウツラ(憂辛)」とする説、体が丸く、うずくまっているように見えることから「ウヅクマル(蹲)」の「ウヅ」に接頭語「ラ」が付いたとする説、冬に暖かい地に渡る渡り鳥であることから、ウツル(徒・移)の転呼、もしくは「ウツラ鳥」の略とする説。土の中へ顔(ツラ)をつっこんで隠れ伏す意の「ウツブクツラ」からという説など多数ある。

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