つつもたせ【美人局】の語源・由来

「美人局」、または「つつもたせ」は、男が妻や情婦を使って他の男を誘惑し、その後に言いがかりや詐欺を働き、金銭をだまし取る手口を指す言葉です。

この言葉の起源は、博打の世界にあるとされ、もともとは「筒持たせ」という言葉であったと言われています。

これは、偽物を手渡すことにより詐欺を行う行為を指していました。

さらに、「美人局」という字の当て字は、中国の元の時代の出来事に由来しています。

その当時、女性を利用して色仕掛けの詐欺や悪事を行う手口を「美人局」と書いていたことが始まりでした。

この言葉や手口は、日本においても伝わり、江戸時代の中頃から「つつもたせ」という言葉が使われるようになりました。

そして、その表記として「美人局」が江戸時代の後期から使用されるようになったのです。

【美人局】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、語源由来や重要ポイントをカンタンにまとめます。
項目 説明
基本的な意味 男が女性を利用して他の男を誘惑し、詐欺や金銭をだまし取る手口
起源 博打の世界における「筒持たせ」という詐欺手法に由来
字の当て字の由来 中国の元の時代の色仕掛けの詐欺手口「美人局」に起因
日本での歴史 江戸時代中頃から「つつもたせ」、後期から「美人局」としての表記が一般化

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