つぶしがきく【潰しが効く】の語源・由来

「潰しが効く」という言葉の背景には、金属の加工に関する過程が関係しています。

「潰し」とは、金属製品や金貨、銀貨を溶かして元の形の地金に戻す行為を指します。

この行為から、貴金属如きの金や銀は、もとの製品や硬貨の形になっているときも、溶かして地金の形に戻しても、その価値が変わらずに依然として利用価値があることを示しています。

そこから、人や物の能力が、本来の目的や仕事だけでなく、他の異なる状況や仕事にも適応し、その役割を果たせることを「潰しが効く」と表現するようになりました。

【潰しが効く】の意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、語源由来や重要ポイントをカンタンにまとめます。

項目	説明
「潰し」の定義	金属製品や金貨、銀貨を溶かして元の形の地金に戻す行為
貴金属の特性	製品や硬貨の形になっていても、地金の形に戻しても、その価値が変わらず利用価値が維持される
「潰しが効く」の意味	人や物の能力が、異なる状況や仕事にも適応し、役割を果たせることを指す