としま【年増】の語源・由来

「年増」という言葉は、女性が娘盛りを過ぎた頃の年齢を指す際に使われる言葉です。

この言葉の起源は、年上を意味する「年増(としまさり)」にあります。

江戸時代の遊郭、すなわち遊女が働く場所で、最盛期を過ぎた遊女たちを指して使われるようになったのが始まりです。

その時代、20歳前後の遊女を「年墢」と呼び、23歳から30歳くらいの女性を「中年墢(ちゅうどしま)」、それより年上の女性を「大年墢(おおどしま)」と称していました。

時代と共に、遊郭だけの用語でなく、一般的な日常生活においても使われるようになり、娘盛りを過ぎた女性を指す言葉として定着しました。

としま【年増】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、語源由来や重要ポイントをカンタンにまとめます。
項目 説明
現代の意味 娘盛りを過ぎた女性を指す言葉。
起源 年上を意味する「年増(としまさり)」。
起源の背景 江戸時代の遊郭で、最盛期を過ぎた遊女を指す言葉として使用。
分類の名称
  • 20歳前後の遊女:「年墢」
  • 23歳から30歳くらいの女性:「中年墢(ちゅうどしま)」
  • それより年上:「大年墢(おおどしま)」
一般化 遊郭の用語から日常生活に拡散し、一般的な言葉として定着。

語源由来の言葉を50音別に検索



error: 右クリックできません。