たりきほんがん【他力本願】の語源・由来

「他力本願」という言葉は仏教の教えに由来しています。

具体的には、阿弥陀如来の本願力に依存して極楽への往生を目指す考え方を指します。

「他力」とは、文字通り他人の力、特に仏教においては自分以外の阿弥陀如来の力を借りることを意味しています。

一方、「本願」とは、仏教における特定の請願や約束のことを指し、具体的には菩薩がすべての生き物を教化するという目的のために立てた請願のことを言います。

このような仏教的な背景から、「他力本願」という言葉は、日常の中で「自分の努力や力を使わずに、他人の力や助けを頼りにして物事を成し遂げようとする」という意味で使われるようになりました。

【他力本願】の意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、「他力本願」に関する他の情報や詳細をカンタンにまとめます。

項目	詳細
名前の由来	仏教の教え
意味の背景	阿弥陀如来の本願力に依存して極楽への往生を目指す考え
「他力」とは	他人の力、特に阿弥陀如来の力を借りること
「本願」とは	仏教における特定の請願や約束、菩薩がすべての生き物を教化するという目的のための請願
日常での使用	「自分の努力や力を使わずに、他人の力や助けを頼りにして物事を成し遂げようとする」という意味で使われる