「凄い」という言葉は、もともと「すぐ(直)」という副詞からの形容詞化、または「すぐ(過ぐ)」という度を超す意味から派生した形容詞と考えられています。
当初の意味は、寒さや冷たさが強烈で骨身にこたえるような感覚を指していました。
この「骨身にこたえるような感じ」から、気味が悪くてぞっとする、または物寂しさや荒涼とした状態を形容する言葉としても使われるようになりました。
時が経つにつれて、この言葉の持つ「強烈さ」や「突出した度合い」を指す性質が、ポジティブな方向にも使われるようになりました。
その結果、現代では「凄い」という言葉は「素晴らしい」とか「程度が並々でない」といった意味でも広く用いられるようになったのです。
すごい【凄い】の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、「凄い」という言葉の起源や意味の進化、そして現代における一般的な使用方法などの情報をカンタンにまとめます。
主要ポイント | 詳細・例 |
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「凄い」の語源 | 「すぐ(直)」の形容詞化または「すぐ(過ぐ)」から派生。 |
当初の意味 | 強烈な寒さや冷たさ。骨身にこたえるような感じ。 |
進化した意味 | 気味が悪い、物寂しい、荒涼とした状態を形容する言葉としての用途が追加。 |
現代の一般的な用途 | 「強烈さ」や「突出した度合い」を指す性質がポジティブな方向にも拡張。現在は「素晴らしい」や「程度が並々でない」という意味でも用いられる。 |