【意味】
3~5パーセントの酢酸を主成分とする酸味のある液体調味料。醸造酢と合成酢がある。
【語源・由来】
「酢」は、「酒」を口に含んだ時に、酸っぱさのために口を窄(すぼ)めたことから「窄める」からとされる説、「酢」と「酒」は部首が同じで関連性があり、「酒」が日数を重ねたものの意で、その「酒」から「作る」ということから「酢」という説など諸説ある。
「酢」は、紀元前5000年頃のバビロニアで製造されたという記録がある。人類が作り出した最古の調味料とされる。日本には、中国から4~5世紀頃に伝わった。江戸時代までは上流階級だけが口にすることができるものだったが、江戸時代以降、庶民に普及していった。