しほん【資本】の語源・由来

【意味】
①もとで。もときん。事業の成立・保持に要する基金。営業の資金。
②(capital)生産の三要素(土地・資本・労働)の一つ。新たな営利のために使用する過去の労働の生産物。また、マルクス経済学において自己増殖する価値の運動体のこと。

【語源・由来】
「資」も「本」も「もと」の意で、そこから何かを取り出す、もとになるものの意。中国後漢の語学書「釈名」にある言葉。日本での用例は、江戸後期の農政学者佐藤信淵の経世書「経済要録」に「大金の資本」と見られる。明治時代に英語「capital」の訳語として用いられ、広く一般化した。

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