しばい【芝居】の語源・由来

【意味】
①芝生に入ること。また、芝生。
②勧進の猿楽・曲舞(くせまい)・田楽などで、桟敷席と舞台との間の芝生に設けた庶民の見物席。有料の興行物の見物席。
③芝居小屋の略。
④興行物、特に演劇の称。しばや。
⑤俳優の演技。転じて、人をだますための作りごと。
⑥(「仕場居(しばい)の転」)物事をする場所。特に、戦場。仕場。

【語源・由来】
芝居は、最初は、芝生の意で用いられたが、室町時代には、猿楽や田楽を芝(草)を囲って見物席を設け、見ていたことから、見物席を指すようになり、江戸時代には、歌舞伎が流行し、歌舞伎を観る場所そのものを芝居と呼んだ。後に、現在のように、興行物や俳優の演技も芝居と呼ぶようになった。

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