おうへい【横柄】の語源・由来

「横柄」という言葉は、人を見下すような偉そうな態度を指す言葉ですが、その語源は少々興味深いものがあります。

もともとは「押柄（おしから）」という形で使われていました。

この「押柄」は、「押しが強い」という意味があり、強引な態度や振る舞いを指していました。

その後、この言葉は音読みで「おうへい」と読まれるようになり、漢字「横」が当てられました。

「横」という字は、ここでは「横着」や「横行」など、横軸を基調とする形で何かを行うという意味合いがあり、非正規や非道徳的な行為を暗示することが多いです。

この漢字が当てられることで、ただ単に強引なだけでなく、さらに見下す、傲慢な態度を含む意味合いが強調されるようになりました。

それが現在の「横柄」という言葉の背景です。

おうへい【横柄】の意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、「横柄」という言葉の現在の意味、語源、初期の意味、音読み、漢字の選定、そして意味の進化についてカンタンにまとめます。

項目	説明
現在の意味	人を見下すような、偉そうな態度
語源	元々は「押柄（おしから）」という形で使われていた
初期の意味	「押しが強い」という意味があり、強引な態度や振る舞いを指していた
音読み	「おうへい」
漢字	「横」が当てられ、非正規や非道徳的な行為を暗示する意味が加わった
意味の進化	「横」が加わることで、ただ強引なだけでなく、傲慢や見下す態度も含む意味合いが強調された