おととい【一昨日】の語源・由来

「一昨日」という言葉は、昨日の前の日を指す日本語の表現です。

この言葉の語源は、「ヲトツヒ（遠つ日）」から派生しています。

この「ヲトツヒ」という表現において、「をと」は「遠（をち）」、つまり「遠く」を意味します。

その後ろにくる「つ」は上代の格助詞で、「の」を意味します。

結果として、「ヲトツヒ」は「遠方の日」または「遠く過ぎ去った日」という意味になります。

このようにして「おととい」という言葉は、遠く過ぎ去った日、すなわち「昨日よりもさらに過ぎ去った日」というニュアンスで使われるようになりました。

また、俗語として「一昨日来やがれ（おとといきやがれ）」という表現がありますが、これは「二度と来るな」という強い拒絶の意味を持っています。

この使い方も、遠く過ぎ去った日という「おととい」の基本的な意味にちなんでいます。

総じて、この言葉は日本語の歴史や文化の中で独自の意味と使い方を持つようになり、多様な文脈で使用されています。

おととい【一昨日】の意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、語源由来や重要ポイントをカンタンにまとめます。

項目	説明
基本的な意味	昨日の前の日を指す。
語源	「ヲトツヒ（遠つ日）」から派生。ここで「をと」は「遠く」、「つ」は格助詞で「の」を意味する。
元の意味	「遠方の日」または「遠く過ぎ去った日」を指す。
現在のニュアンス	遠く過ぎ去った日、すなわち「昨日よりもさらに過ぎ去った日」という意味で使用される。
俗語の例	「一昨日来やがれ（おとといきやがれ）」は、「二度と来るな」という強い拒絶の意味がある。
文化的・歴史的背景	日本語の歴史や文化の中で独自の意味と使い方を持ち、多様な文脈で使用される。