【意味】
モクセイ科の常緑小高木。地中海地方の原産で暖地に生育、乾燥に強い。葉は対生、新緑、裏面は灰白色、変質。初夏、芳香のある淡緑白花を総状花序につける。果実は楕円形の核果で、青いうちに採取して塩漬けにして食用とし、熟果からオリーブ油をとる。枝はヨーロッパでは平和と充実の象徴。古くはホルトの樹と称した。「橄欖(かんらん)」と訳すことがあるが、別種。オレーフ。オレフ。
【語源・由来】
「オリーブ」は、英語「olive」から。「olive」の語源は、ギリシャ語「elaifa」やラテン語「oliva」だが、それ以前は不明で、別の言語から拝借したものと考えられる。明治時代に日本に伝わり、当時は「阿利襪(オリーブ)」という漢字が当てられた。