のし【熨斗】の語源・由来

【意味】
①火熨斗の略。
②「のしあわび」の略。
③方形の色紙を細長く、上が広く下の狭い六角形に折り畳み、その中に熨斗鮑(後には紙で代用)を小さく切って貼り、進物に添えるもの。

【語源・由来】
「熨斗」は、「伸し」と同源。古くは、中に炭火を入れて、その熱気で布のしわを伸ばす道具も「火熨斗」や「熨斗」と呼んだ。進物に添える「熨斗」は、「のしあわび」からで、「のしあわび」は、アワビの肉をうすくはぎ、引き伸ばして乾かしたものをいう。もと儀式用の肴に用い、後に永続の意に寓して、祝意をあらわすために進物に添えるようになった。

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