のろま【鈍間】の語源・由来

「のろま」、または「鈍間」とは、動作や思考が遅く鈍いこと、またはそのような特性を持つ人を指す言葉です。

この言葉の由来は、江戸時代の人形遣いである野呂松勘兵衛が演じた「間狂言」というものの中の「野呂間人形(のろまにんぎょう)」に関連しています。

この「野呂間人形」は、特徴的な平たい頭と青黒く、きまぬけた顔を持つ人形であり、その特徴から「のろま」という言葉が生まれたとされています。

加えて、言葉「のろい」が「鈍い」や「遅い」という意味を持つ形容詞であり、その語幹に状態や特性を示す接尾語「ま」が付けられて「のろま」となった、という説も存在します。

この二つの説を組み合わせると、「のろま」という言葉は、江戸時代の人形と「鈍い」という意味を持つ言葉の組み合わせから生まれたと考えられます。

のろま【鈍間】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「のろま」の意味や背景、由来などをカンタンにまとめます。
項目 説明・内容
言葉 のろま / 鈍間
意味 動作や思考が遅く鈍いこと、またはそのような特性を持つ人
由来1 江戸時代の人形遣い・野呂松勘兵衛が演じた「間狂言」中の「野呂間人形(のろまにんぎょう)」。平たい頭と青黒く、きまぬけた顔が特徴。
由来2 「のろい」(鈍い・遅い)という形容詞の語幹に、状態や特性を示す接尾語「ま」が付加された。
総合的な考察 「のろま」は、江戸時代の特定の人形と「鈍い」という意味を持つ言葉の組み合わせから生まれた可能性がある。

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