こまいぬ【狛犬】の語源・由来

狛犬は、神社の入り口や社殿の前に配置される、獅子に似た獣の彫像のことを指します。

この名前の由来は「高麗犬」、つまり「高麗の犬」を意味しています。

この伝統は古代インドに遡ることができ、そこでは仏像の両脇に守護として獅子(ライオン)の像が置かれていました。

この風習は仏教と共に中国や朝鮮半島を経由して日本に伝わりました。

特に、朝鮮半島の古代国家である高句麗(高麗)から伝わったとされ、この名前が「狛犬」として使われるようになりました。

さらに、狛犬は邪気や魔物を遠ざける役割も持つとされており、そのために「拒魔犬」とも呼ばれるようになったという説も存在します。

この「拒魔」とは「魔を拒む」という意味で、狛犬が邪気や悪を退ける力を持つことを示唆しています。

こまいぬ【狛犬】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「狛犬」に関する基本的な特徴や、名前の由来、伝播の経路などの重要なポイントをカンタンにまとめます。
項目 内容
基本的な特徴 神社の入り口や社殿の前に配置される獅子に似た彫像。
名前の由来 「高麗犬」、つまり「高麗の犬」を意味する。
起源 古代インドの仏教文化で、仏像の両脇に守護として獅子(ライオン)が置かれる風習から。
伝播の経路 仏教と共に中国、朝鮮半島を経由して日本へ。特に朝鮮半島の高句麗からの影響が強い。
追加の名前・意味 「拒魔犬」とも呼ばれ、邪気や魔物を遠ざける役割を持つ。「拒魔」とは「魔を拒む」の意。

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