こけんにかかわる【沽券に関わる】の語源・由来

「沽券に関わる」という表現は、評判や品位、体面などが損なわれる、あるいは差し障りが生じることを意味しています。

その語源は「沽券」という言葉にあります。

「沽」という字は「売る」という意味を持ちます。

そして、「沽券」はもともと土地や家屋、山林などの売り渡しの際の証文、すなわち売渡し証文のことを指していました。

この証文は物件の価値や取引価格を示していたので、不動産の価値を意味するようになりました。

時が経過するにつれて、その意味がさらに広がり、「沽券」は人の価値や品位、体面を意味するようになりました。

このことから、「沽券に関わる」は人の評判や品位、体面が損なわれる状況や事柄を指すようになったのです。

【沽券に関わる】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「沽券に関わる」という表現の意味、背景、および関連する情報の主要なポイントをカンタンにまとめます。
項目 詳細
「沽券に関わる」の意味 評判や品位、体面などが損なわれる、または差し障りが生じること。
「沽券」の語源 「沽」は「売る」という意味。
元々の「沽券」の意味 土地や家屋、山林などの売り渡しの際の証文、すなわち売渡し証文。
証文の内容 物件の価値や取引価格を示す。
「沽券」の意味の変化 元々は不動産の価値を意味していたが、時間の経過とともに人の価値や品位、体面を意味するようになった。
「沽券に関わる」の由来 「沽券」が人の価値や品位、体面を意味するようになったことから、この表現は評判や品位、体面が損なわれる状況や事柄を指すようになった。

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