こだま【木霊】の語源・由来

「木霊」という言葉は、山や森などで声や音が反響して跳ね返ってくる現象を指します。

古い時代には「こたま」として知られており、この現象は木々に宿る霊が関与しているとの考えからきています。

実際に「木魂」、「木霊」、「木精」というように、木の中に霊が宿っているという信仰が背景にあり、その霊の仕業として音の反響が生じると考えられていました。

また、同じような反響の現象が山で起こることから、これは山の神の声であるとの信仰もあり、「山彦」とも称されました。

このような信仰や伝承を背景に、「木霊」という言葉は日本の文化に根付いています。

こだま【木霊】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「木霊」の言葉の意味や文化的背景に関する主要なポイントをカンタンにまとめます。
項目 内容
基本の意味 山や森での声や音の反響現象を指す。
古い名称 「こたま」として知られていた。
信仰の背景 木の中に霊が宿るとの信仰があり、その霊の活動として音の反響が生じるとされていた。
類似の現象 山での反響現象は「山彦」として、山の神の声として捉えられていた。
文化的位置付け 「木霊」という言葉は、日本の信仰や伝承を背景に文化に深く根付いている。

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